ダメ出しも忘れないクルマ情報Webマガジン「モーターデイズ」がマツダCX-8を大絶賛|イクメンライフハッカー

ダメ出しも忘れないクルマ情報Webマガジン「モーターデイズ」がマツダCX-8を大絶賛

車を買う時に参考になる試乗レビュー。

ネットや雑誌にはプロによる示唆に富んだレビューから一般ユーザーの試乗レポート、メーカーの太鼓持ちジャーナリストが書いた提灯記事まで様々なレビューがあります。

私も欲しい車のレビューはピンからキリまでチェックしていますが、中でも参考になるのは自分の感覚と近い評価をするメディア(レビュアー)のレビュー記事。

その”自分の感覚と近い”自動車メディアでの一つである、クルマ情報Webマガジン「モーターデイズ」がCX-8をべた褒めしていたのでご紹介したいと思います。


自分の感覚と近い評価とは


その前に”自分の感覚と近い”について例を挙げます。

引き合いに出すのは、2017年2月にデビューした新型CX-5の試乗レビュー記事。

私がデビュー直後の新型CX-5を試乗した際は、確かにすごく良くなってはいるが、2015年式のCX-5から大金を支払って乗り換えるほどではないと判断しました。エンジンは若干静かになっているものの、大勢は変わらず。乗り心地や静粛性は確かに良くなりましたが、劇的に変わったとまでは言えず。

いち早くCX-5に試乗してそのような印象を持っていた中でモーターデイズの試乗レビューを読んだ時、自分の感覚と近いと感じる部分が多々ありました。

以下、例になります。興味のある方はリンク先から本家をご覧ください。

「まずはエンジン音だが(途中省略)先代より静かになったという新型だが、実感としては大差ないなぁというのが、申し訳ないが正直なところだ。」

確かに静かになりましたが、エンジン音に関しては大差無く。ただしフィーリングはよりガソリンエンジン寄りになり、私の好みはどちらかと言えばディーゼルのトルク感あふれる走りなので残念なところではあります。

「走行時の騒音を先代モデル比で約20km/h低いレベルに抑えた、という。ただ、劇的に変わった、という感じがしないのは、やはりプラットフォームが先代ベースだからか。」

静粛性は結構変わったと感じました。初期型CX-5の弱点は乗り心地と静粛性。路面状況が良ければ気になりませんが、路面が悪いところが続くと気分が悪くなります。

「先代からの進化は見た目ほど大きくない」

エクステリアは新型の方が好みです。見るたびに、乗り換えたい気持ちが高くなりました。特に、ソウルレッドクリスタルメタリックの赤はやばい。

「動力性能や燃費性能、シャシー性能などの基本性能は、それほど変わったという感じがしなかった。特に先代後期モデル(2015~2016年モデル)の先進安全装備搭載グレードとの差は、見た目を除くと少ない。それだけ先代最終型の完成度が高かった、ということでもある。」

先代最終型のCX-5は今でも出来が良い車だと思っています。年次改良で毎年良くしていた分、フルモデルチェンジで違いを出し切れなかったか?

「新型への期待が大きかっただけに、ちょっと物足りなさを感じてしまった。」

そうなのです。この時、新型に乗って劇的に変わっていたら、その時乗り換えていたかも知れませんでしたが、物足りなさを感じました。

「まあ、こんなことを書くのも空気を読む力が足りないからかもしれない。」

空気を読まないところも私と一緒。

この様にモーターデイズのレビューはやや辛口です。辛口評価を受けているのは新型CX-5だけではありませんので、興味のある方は是非モーターデイズのレビュー記事を読んでみてください。

提灯記事滅ぶべし。

出典 マツダ CX-5 XD プロアクティブ新車試乗記(第817回)
URL http://www.motordays.com/newcar/articles/imp-mazda-cx5-20170623/


CX-8がべた褒めされる


続いてCX-8のレビュー記事です。

「3列目については(省略)少し体育座り的な姿勢になるが、身長170cm以下ならヘッドルームは特に問題なし。足もとについては、センターウォークスルー仕様か、サードシートに一人で座るのであれば足を伸ばせるので、それなりに快適に過ごせそう。とはいえ乗り降りは面倒なので、基本的にはエマージェンシーもしくは子供用と考えた方がいいだろう。」

決して悪くないものの、CX-8の3列目はエマージェンシーもしくは子ども用とする理解は私も同じ。乗り降りのしやすさやスペース的にはアルファードなどのフルサイズミニバンと比較になりません。

逆に、アルファードの2.5リッターモデルと比較すると乗り心地や1列目との会話のしやすさはCX-8の方が良かったです。ハイブリッドは静粛性がちがうので、また違う評価になると思いますが。

「走り出してアレっと驚くのは、記憶の中の現行CX-5 XDより明らかに静かで、出足も滑らかなこと。「カラカラカラ」というノック音だとか、発進時のちょっとしたもたつきがウソのようにない。」

フラッグシップだけにCX-5より静粛性はワンランク上です。ただし、CX-5に比べると出足の重さを感じるのは事実で2トン近くになるともう少しパワーが欲しくなる(トルク60kgfくらいの3リッター直6ディーゼル出て欲しいなぁ。たぶん高くて買えないけど)

「欧州製ディーゼルと比較して、これまでマツダの2.2Lディーゼルにはやや辛めだったモーターデイズも、このCX-8のエンジンは文句なし。」

2015年式CX-5から乗り換える場合、新型CX-5に比べはっきり進化を感じることができました。メーカーは声を大にして言いませんが、特許情報を見る限り裏では煤対策もしっかりされてるようです。まぁ、CX-8も2~3年もすればGEN2の新しいエンジンが乗るのでしょうが、そんなことを言っていればいつまでたっても車は買えません。

「乗り心地もなかなかいい。今どきのSUVと言うと、足回りはけっこう硬めだったりするが、CX-8ではまったくそんなことはなく、重厚かつフラットで、滑らかな走りを見せてくれる。おそらくサードシートの乗り心地を重視したせいだろうが、乗り心地や静粛性について、少なくともセカンドシートまでなら全く不満を感じさせない。」

CX-8の乗り心地はホントにいいです。ブレーキのフィーリングと乗り心地、静粛性だけでも2015年式CX-5からCX-8に乗り換える価値は大いにあります。我が家は3列が必要な場面は年に多くても3回以下。3列シートは必須ではないので、快適性で5ではなく8を買うと言っても過言ではありません。

「血沸き肉躍るZoom-Zoomなものではないが、直進時からコーナリング時まで、しっとりとした落ち着きがあり、ゆっくり走っても充実感がある。」

CX-5ほどのキビキビ感や走りの楽しさはないものの、落ち着いた乗り味も悪くありません。ギャンギャン加速しなくても40キロなら40キロ、60キロなら60キロなりに楽しく走れるので良しとしましょう。

「(FFの場合)なにぶんトルクが大排気量V8エンジン並みの450Nmもあるので、低いギアで全開加速すると若干のトルクステアが生じる」

試乗中、交差点を曲がりきるかきらないところでアクセルを踏み込むと、明確に体感できるレベルでトルクステアが生じました。CX-5に比べホイールベースが伸びており、トルクもアップしているため、より顕著に感じます。CX-8に乗るなら、安定性も含めAWDモデルを選ぶべきだと思います。

「少し不満を感じたのは、新開発の「360°ビュー・モニター」

解像度の悪さやディスプレイの大きさなど、私も少し不満に感じました。もう少し頑張って、8インチの採用を間に合わせてくれれば良かった。

「ACCを使っての高速巡行。走行車線をデジタルカメラで読み取っての車線維持もなかなか上手にこなす。この手の性能では、もっと高価な欧州車と比べても劣るところはない。」

レーンキープアシストは良くなっていました。ただ、保有する間に何回使うかな、これ。

「試乗して感じたのは、とにかくエンジンもシャシーもすごく良くなっていること。これは誰でも乗ればすぐに分かる部分だろう。」

はい、はっきりと乗り換えたくなるほどに分かりました。CX-5の試乗では感じなかった、すごく良くなった感が。

「エンジンは全域でトルクフルになったし、音も静か。乗り心地もいいし、ゆったり乗れる。」

MeToo.

「こうなると、ボディの長さが気になる人を除けば、どうしても5より8を選びたくなってしまう。」

仰る通りです。価格差を考えると、どうせならCX-8となってしまいます。CX-5比で走りの楽しさやキビキビ感が若干劣るとはいえ、それ以外のメリットが大きいのですから。

「スタイリングもフロントのロングノーズ感とリアの長さのバランスが合い、綺麗にまとまっている。」

スタイリングは今のマツダ車の中でアクセラの次に好きです。アクセラのハッチバックは来年フルモデルチェンジで他の車種が新型に変わっている中でも、いまだ色あせず完全にかっこいい。CX-8も伸びやかで良いと思います。

「CX-8こそが the マツダだ。ここ10年ほど、いいクルマを連発してきたマツダのすべてがここにある。そして価格は高いが、その分、いい物が作れるということも、もちろんある。」

気持ちいいくらい完全にべた褒めです。モーターデイズがここまで絶賛するのは珍しい。あえて空気を読まずに付け加えるなら、こんな感じでしょうか。

2018年はCX-8が the マツダ。そして2019年は7世代商品群のスタートとなる新型アクセラが、2020年はマツダ100周年に合わせて満を持して登場する新型アテンザが the マツダであろう。

出典 マツダ CX-8新車試乗記(第830回)
URL http://www.motordays.com/newcar/articles/imp-mazda-cx-8-20180202/

まとめ


CX-8についてはほかのメディアの試乗記も概ね好評、、というかベタ褒めしてますので、モーターデイズの試乗レビューが珍しい訳ではありません。

しかしながら、モーターデイズはマツダ車について総じて好意的ではあるものの、気になる部分にダメ出しすることも忘れません。メーカーから試乗車を借りてレビューで悪く言うのは気が引けるかも知れませんが、良いところも悪いところもキッチリ評価しています。他の車の試乗記は下段のリンクから確認できますので、車好きの方はぜひどうぞ。

クルマ情報Webマガジン「モーターデイズ」
http://www.motordays.com/
http://www.motordays.com/newcar/

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