ダッフィーバス乗車体験会が抽選方式になったらどれくらいの当選倍率になるのか予想してみた|蕎麦が好き

ダッフィーバス乗車体験会が抽選方式になったらどれくらいの当選倍率になるのか予想してみた

今の所中止の情報はない愛知のダッフィーバス乗車体験会。オリエンタルランド内でも抽選方式への変更が検討されているようだが、ダッフィーバスが抽選方式となった場合、いったいどれくらいの当選倍率になるのか愛知県近隣の人口統計データとオリエンタルランドが発行するIR資料、ファクトブック2013に記載された来園者データをもとに予想してみた。






仮説を組む


今回の予測では母数(ダッフィーバスの乗車体験会を体験したいと思う人、実際に会場へ行って抽選に参加する人)をどのように設定するかが一番難しい所であるが、出来るだけ多くの情報を集め、それらを全て分析するような手法をとっていたら時間がいくらあっても足りない。

サラリーマンなら誰もがやっている仮説検証、徹底的に調べてから答えを出すというのではなく、ある程度の情報を集めたら一定のシナリオの元で仮説を立て、それをもとに検証するというアプローチをとることにした。

「運が良かったら当たるかも」

「ダッフィーの人気から当選するのは絶対に無理っぽい」

のような感覚論ではなく、

「これ位の人が集まれば、倍率はこれ位だよね」

と定量的な予想が出来る所まで進めたいと思う。


先ずは母数を確定する重要な要素である、どれくらいの範囲から人が集まるかについては、”愛知のダッフィーバス乗車体験会に集まる人は愛知県を含めた近隣5県”と仮定することにした。

もちろん、遠方から来られる方も数多くいることと思うが、細かいことを考慮していたら仮説検証のペースが鈍くなる。一定の条件のもとで定量的に予測するという前提で、ダッフィーバス乗車体験会が開催される愛知を含めた近隣の6県の人口データを集計してみた。

※人口動態データは厚生労働省の統計データ E-STAT 2012年 人口動態調査を参照 
  https://www.e-stat.go.jp/

都道府県/人口(単位は人)
愛知/7,277,000
長野/2,106,000
岐阜/2,029,000
静岡/3,683,000
三重/1,811,000
滋賀/1,396,000
合計/18,302,000

世代で絞り込む


愛知を含めた近隣6県の人口は1,830万人であることが分かった。こうしてみると日本の人口の約6分の1、かなり多いという印象を持つのは私だけではないだろう。

次にこの6県の人口1,830万人のうち、どれくらいの人がダッフィーバスに乗りたいと考えるかであるが、オリエンタルランドが発行するIR資料、ファクトブック2013 P13の年代別来園者比率を参照すると大人(18歳~39歳)が全体の5割を占めていた。

なるほど、何となくディズニーリゾートで実感する世代層と一致するような気がするが、ここでも細かいことは考えず、愛知を含めた近隣6県の人口数から15歳~44歳までの人口を集計してみた。

なお、15歳~44歳としたのは厚生労働省の統計データがこのレンジになっていたからで深い理由はない。

都道府県/15歳~44歳の人口(単位は人)
愛知/2,895,000
長野/695,000
岐阜/708,000
静岡/1,284,000
三重/636,000
滋賀/533,000
合計/6,751,000

性別で絞り込む


読みにくく申し訳ないが、これで愛知を含めた近隣6県のうち、ディズニーランド来園比率の高い15歳~44歳の世代の人口は675万人であることが分かった。

もう少し正確に母数を設定するため、性別で絞り込んでみたいと思う。

愛知を含めた近隣の6県の男女比率は概ね95対100、1対1としても支障のない数値だ。

BIツール(ビジネスインテリジェンス:企業の業務システムの一種で、業務システムなどに蓄積された膨大なデータを蓄積・分析・加工し、意思決定に活用する仕組みの総称)でもあればドリルダウンでピピッといけるのだが、もう少しExcel集計で頑張りたい。

都道府県/15歳~44歳、且つ女性の人口(単位は人)
愛知/1,447,500
長野/347,500
岐阜/354,000
静岡/642,000
三重/318,000
滋賀/266,500
合計/3,375,500

これで愛知を含めた近隣6県のうち、ディズニーランド来園比率の高い15歳~44歳の世代、且つ女性の人口は337万人であることが分かった。

参考までにオリエンタルランドが発行するIR資料、ファクトブック2013 P12の男女別来園者比率を見ると男女比は3対7、これも分析に加味したいのだが2次元帳票で頑張るのに疲れてきたので割愛する。




抽選倍率予想


母数が決まってきたのでいよいよ倍率予想。

ダッフィーバス乗車券の整理券枚数(チケット数)は小学生も分かる以下の計算式で210組と設定する。実際には10時より早く体験会が始まることも予想されるため、もう少し多くなるかもしれないが、ここでも誤差は無視する。

※ダッフィーバス乗車券の整理券枚数計算式

体験時間:10時から17時の7時間×60分=420分
ひと組当たりの体験時間:2分
整理券枚数(一日あたりの体験組数):420÷2=210枚(組)


上記までに求めた、愛知を含めた近隣6県のうち、ディズニーランド来園比率の高い15歳~44歳の世代、且つ女性の人口数である337万人のうち、30人に1人が抽選した場合、当選確率は535.8倍。

いくらなんでも30人に1人も抽選しないよ!と考える方は1,000人に1人が抽選したとして16.1倍、国家公務員採用総合職試験の倍率(14.8)位かな?と予想できる。

参考までにWhat-If 分析のように抽選希望者の数値(XX人に1人と記載したところ)をずらしてみるとこんな感じになる。

愛知近隣の15歳~44歳の世代に該当する女性の方に周りでダッフィーバスに乗りたいと言っている人は、どれくらいの割合なのか教えて欲しい所だが、ディズニーを愛するダッフィーファンならある程度の予想は付くのだろう。

乗車したい人の割合/倍率
10人に1人/1607.4倍
30人に1人/535.8倍
100人に1人/160.7倍
500人に1人/32.1倍
1,000人に1人/16.1倍 
5,000人に1人/3.2倍
15,000人に1人/1.1倍

レクサスオーナー目線の車関連情報を発信しています。チャンネル登録をしてご視聴ください。