食育はとにかく体験だ!カレーに手巻き寿司、クッキー作りも【お家ご飯で子供とお料理】|イクメンライフハッカー

食育はとにかく体験だ!カレーに手巻き寿司、クッキー作りも【お家ご飯で子供とお料理】

レトルト食品のカレー、めったに食べる事はないけど、何かあった時ストックしているとやはり便利だ。プリキュア、ジュエルペット、ゴーカイジャー、、、子供たちが好きなキャラクターのパッケージだけでなく、おまけシールが入っているのも人気の秘密。お店の目立つ場所に置いてあることが多いので、お菓子の次におねだりされるアイテムかも知れない。

レトルト食品のカレー


魅力的なパッケージのレトルトカレー。


食育を考える


子供たちの心をつかんでいるレトルトカレーだけれど、食育の観点ではやはり好ましくない。

今日、お昼からスーパーにお買いものへ行ったとき、お魚売り場、お肉売り場を一通り見た後、5歳の長女に夕食何が食べたいか尋ねると、しばらく考えた後、「あれ買って!」と指差したのは巻き寿司だった。

巻き寿司が食べたいのは問題ないが、レトルト食品や既製品ではどんな食材を使い、どのような方法で作っているのか子供たちが知る由もない。Wikipediaによると、食育とは様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てる事とある。

様々な体験というのは、魚介類なら海で釣ったり、干潟で貝を掘ったり。野菜は畑を耕し種を植える。お肉を食べるということは生きている動物の命を頂くという現実を忘れてはならないだろう。

「食べる」という行為が成立するまでには食材の調達から料理してお口へ入るまでに様々なプロセスがある。2児のパパの実践している食育は出来る限りの時間と手段を講じて「子供たちに体験させる」こと。子供には適切でない体験も含まれるかもしれないが、禁止事項は

1.子供に危険がないこと
2.誰かに迷惑をかけないこと

の2つだけだ。

今日はお昼から時間があったので久しぶりに子供たちと台所に立ち、一緒に料理をしながら遊ぶことにした。禁止事項と合わせてもうひとつの条件、とにかく楽しむというルールを忘れずに。

今日の体験コース


先日、レトルトカレーを食べていたこともあり、カレー作りを体験することにした。お店で材料を買う所から始まり、ほぼ全ての工程を子供たちに体験して貰う。

「あたしの作ったカレー、ママも食べてくれるかな」

こういう観点は自分で作らないと出てこない。ニンジンやジャガイモは家庭菜園で収穫した野菜も使い、自分で種をまいて収穫した野菜を使い、自分で料理することに意義があるはずだ。


当然、刃物や火を使う工程はフォローする。包丁は軽く手を添え、危険なオペレーションにならないようにガイドする。非常に手間が掛かる。


1に体験、2に体験、3に体験だ


今日作るカレーは明日の夕食用なので、この後、オヤツのクッキー作りと、今日の夕食である手巻き寿司作り(巻き寿司が食べたいというので手巻き寿司を作ることにした)を行う。

大人でも疲れる程の作業量でも、子供の好奇心があれば遊びながら楽しんでこなしていく。食育は失敗から学ぶ事も多い。とにかく、体験、体験、体験だ。

手巻き寿司用の海老を茹で、殻をむく長女。魚屋でどの種類の海老を買うか(高い海老、安い海老、冷凍、諸々)海老の茹で方、殻の剥き方。茹でたての海老の味を覚えるのも全部遊びの一環だ。


あえて年齢に合わせない


さすがに3歳の長男には刃物や火の扱いは危険なので別メニューを用意する。とは言ってもあえて年齢で分けるようなことをしない。出来なければ出来ないでいいし、5歳の長女には失敗したらどうなるか、他人の土俵で体験できるいい機会だ。


自分で出来る作業、出来ない作業を理解し、次第に出来ることが増えていく。長男はチョコチップでの目玉作りなら誰にも負けなくなった。かな・・・



魚はお家で


お家ご飯の効果が一番大きいのがお魚料理。2児のパパの子供たちは魚をよく食べる。

「ねえ、このまえたべたおさかなのほうがおいしかったよね?」

生意気な事が言えるようになってきたのもまさに食育の効果。「食」に関する知識と「食」を選択する力がついてきている証しだ。後は思いやりと表現力を別途学んでもらおう。


自分で洗ったお米に自分で切った魚と野菜。


自分で選び、自分で茹でて殻を剥いた海老。


炊きたてのご飯と新鮮なお魚。なにより、自分で作ったということが一番のスパイスになるだろう。


失敗を体験する


クッキーの焼きあがりを確認する長男。
今日のクッキー、3分の1位、少し焦がしてしまった。焼き過ぎて黒くなってしまったクッキーにガッカリする子供たち。でも、それでいいとも思う。一生懸命やっても、失敗する。だから失敗しないように考える子供になれるはずだ。


上手に焼けたクッキーと焦げたクッキーの味の違いを体験する子供たち。虫歯は体験して欲しくないので、クッキーを食べた後はしっかりとハミガキ。これで本日の食育体験は終了。


子供と料理


学びの多い食育だけど、残念ながらお家で取り組む以外は体験する機会が少ないのが現実だ。効果の高い幼児期からの食育体験、手間が掛かるので中々大変だけれど、子供たちには食べ物を通じて色んな事を感じて欲しい。

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