遊びながら科学技術力を養う!プログラミングが学べる知育ドローン「Airblock」徹底レビュー|イクメンライフハッカー

遊びながら科学技術力を養う!プログラミングが学べる知育ドローン「Airblock」徹底レビュー

2017年7月14日にソフトバンク コマース&サービス株式会社が販売を開始して以来、注目を集めているMakeblock社のAirblock。

これまでに販売されたドローンと違い、子どもを対象に作られた知育ドローンでプログラミングし自分だけの飛行スタイルを設計することも可能だ。

しかしながら、Gigazineやギズモードの記事を見て欲しい!と感じていたものの、実際に子どもが使った体験記事やレビューは少ない。

STEM教育ツールとして、果たして販売価格約2万円という決して安くないAirblockを子どもに体験させる価値はあるのか、学びに適した対象年齢や効果性は如何に??

と考えていたところ、大変うれしいことにAirblockをレビューさせていただく機会を得た。Airblockの疑問点や使って分かったことなど、子どもと一緒にガッツリ体験した感想をご紹介したい。


Airblockとは


AirblockはMakeblock社(本社:中国)というロボットベンチャーが販売する、組み立てモジュール式のプログラミング可能な知育ドローンである。

自由に組み合わせられるマグネット式のブロックでドローンやホバークラフトの他、オリジナルのドローンが組み立てられる。楽しいだけでなく、プログラミングアプリと組み合わせることで様々な動作を実現でき、プログラムの概念や考え方を学べるように作られている。


Airblockの特徴


Airblockの主な特徴は下記の通り。

・子ども用に設計された知育ドローン
・iOS、Android用の専用アプリで操作する
・ドローンモード、ホバークラフトモード、カスタムモードで遊べる
・室内飛行に対応
・飛行中に落下してもバラバラになるので落下や衝撃に強い
・自由にブロックを組み合わせることでオリジナルのドローンが組み立てられる
・プログラミングアプリでドローンを自由に動かせる
・MakeblockやLEGOやプラットフォーム部品と互換性あり
・対象年齢は8歳以上


Airblock同梱品


同梱品は予備プロペラが付属するなど充実している。

・日本語マニュアル
・充電器
・充電池
・充電ケーブル
・マスターコントロールモジュール
・パワーモジュール
・保護カバー
・ホバークラフトベース
・予備プロペラ
・ステッカー


スペック


モード:ドローン/ホバークラフト/カスタム

使用環境:陸上/空中/水上

コントロール方法:Makeblockアプリ(iOS/Android対応)

接続方法:Bluetoothにて接続

制御可能距離:8m(水上6m)

飛行時間:ドローンモード 約6分、ホバークラフトモード 約16分

最大のスピード:ドローンモード1.5m/s、ホバークラフトモード2.5m/s

製品寸法:
 ドローン(230mm/222mm/53mm)
 ホバークラフト(335mm/192mm/127mm)

重さ:ドローンモード(150g)、ホバークラフトモード(190g)

バッテリー:7.4V、700mAh

センサー:バロメーター、6軸ジャイロセンサー

モーター:6×コアレスモーター

対応言語:専用ビジュアルプログラミングアプリ

対象年齢:8歳以上


Makeblock社


Airblockの製造・販売元であるMakeblock社は「あなたの夢をひらく」をコンセプトに、全世界でSTEM教育用の組み立てツールを販売する教育ロボットベンダーである。

同社のmBotシリーズはドラッグ&ドロップでロボットのコントロールができるビジュアルプログラミングから、Python(RapsberryPi)、ArduinoIDE、Node JSでのプログラミングにも対応。初心者から上級者まで楽しめるプログラミング教材として世界各国で採用されている。

STEM教育とは


最近よく耳にするSTEM教育は、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)の頭文字で、将来必要とされる「科学技術力」を学ぶ教育のこと。

Airblockを通して「組み立てる」「動きを考える」「プログラムする」ことを学びながら、自然に「科学技術力」を養うことができる。

日本では文科省、総務省が積極的に検討


文部科学省は2016年6月、小学校でのプログラミング教育の必修化を検討すると発表し、2020年度からの新学習指導要領に導入することが議論されている。

また、総務省は2025年までにIT(情報技術)人材を新たに100万人育成する方針とのこと。その他、データ分析や情報セキュリティーの技術を評価する新たな資格制度が作られ、小中高校などの教育も強化される方針となっている。


プレ開封の儀


ここで、子どもに見せる前に予習を兼ねて中身を確認することにした。


パワーモジュール。

発泡ポリプロピレンを使用し外側は柔らかく、プロペラが外側に出ない設計。人や家具に当たっても安心だ(かといってぶつけてよい訳ではないが)


各種センサーが内蔵されたマスターコントロールモジュール。

パワーモジュールの接続部はマグネット式となっている。


予備プロペラ。

子どもが扱うだけに、予備を同梱してくれるのはうれしい。


ホバークラフトベース。

パワーモジュールやマスターコントロールモジュール同様、発泡ポリプロピレン製で軽い。


パワーモジュールとマスターコントロールモジュールを接続してみた。


マグネット式でスポッとはまるが、振ってもぐらつくようなことはない。


Airblockのドローンは飛行中、障害物に当たって床や地面に落ちると接続部分がバラバラになることで衝撃で壊れにくい機体を実現している。


充電器とバッテリー。

フル充電(約1時間の充電時間)でドローンモードで約6分、ホバークラフトモードの場合は約16分動作することができる。

動作時間としてはやや短いように感じるが、実際に使うと落下してバラバラになったパーツを直したり、チュートリアルを見て操作方法を確認しながら遊ぶ形になるため、それほど気にならなかった。


ステッカー。

パーツによっては時間が経つと剥がれてしまった。


マニュアルは日本語で内容も必要最小限であるため読みやすい。Airblockとは関係ないが、日本のおもちゃメーカーももう少しシンプルな説明書を作って欲しい。


パーツの販売もあり


Airblockの保証期間は1年だが、無茶な使い方で破損した場合はソフトバンク コマース&サービス株式会社が運営するソフトバンクセレクションでパーツ単体で購入することも可能だ。

URL https://www.softbankselection.jp/

メインコントロールモジュールは12,312円(税込)と流石に高価だが、パワーモジュールは1つ1,685円(税込)と手頃な価格で手に入るのが安心&うれしい。


10歳と7歳の子どもが体験した感想


●開封の儀(子どもVer)

Airblockが届いた数日後、子どもたちに急かされるように一緒に遊んでみた。初めてのドローンに興味津々の様子。

さっそく開封していく。


●組み立ては簡単

Airblockの組み立ては10歳の長女はもちろん、8歳の長男でも比較的簡単だった。

プログラミング教育ばかり注目されるが、小学校低学年の子どもは説明書を読み仕組みを考えながら組み立てる作業の中にも得られるものが多い。

いきなり完成!ではなく、間違えて同じ色のパワーモジュールを並べて付けた場合になぜ上手く飛ばなかったのか、失敗から考えるのもおすすめしたい。

※Airblockの対象年齢は8歳以上


子どもが組み立て後、すぐに体験できるようバッテリーはあらかじめ充電済み。


Makeblockアプリ


最初に遊ぶのはもちろんドローンだ。

まずはiPhoneにコントローラーとなるMakeblockアプリをインストールする。


Makeblockは煩わしいユーザー登録などはなく、すぐに遊ぶことができる。Airblockの他、mBotも操作できるアプリのため、一覧からAirblockを選択する。

※以下、Makeblockアプリの画面キャプチャ(2018/01/06時点)


Airblockの画面ではプレイモードかプログラミングモード(右の新規の画像)を選択する形となる。今回はプレイモードを選択し次へ。


プレイ画面ではドローンモード、ホバークラフトの陸上モード/水上モードから遊びたいモードを選択する。ドローンモードを選択して次へ。


プレイモードを選択すると画面上にBluetoothの接続を促す画面が表示される。

接続し、いざAirblockドローンを飛行!

の前にそもそも操作方法が分からない。学習するためチュートリアルを見ることにした。


チュートリアル画面は以下のように操作ボタンと説明が1画面毎に切り替わるため大変分りやすい。マニュアルにこれらの操作方法は記載されてないが、モノを見る方が早いしソフトウェアのアップデートで変わることもあるからオンラインの方が合理的だ。


上昇、下降、右折、左折などの基本操作は左側のコントローラーで操作する。


水平前進、水平後退、右に水平移動、左に水平移動は右側のコントローラーで。子どもに説明するにあたっては漢字を読み上げる程度でよいが、右折と右に水平移動の違いなどはドローンを手に持って空中で動かしながら解説した。


ロールやシェイク、サークルなどのアクションもボタンのワンタッチでできる。実際にやってみるとセンサーが優秀なのか中々スムーズで驚いた。動作的にサークルは部屋が広い方が無難だが。

下は着陸、離陸のボタン。離陸は左側のコントローラーで上昇でもよい。


チュートリアルの最後は実際の操作画面が表示される。アウディのバーチャルメーターのような雰囲気でカッコよい。

ドローンと接続していないため電波やバッテリーは×となっているが、接続後はもちろん正しく表示される。

このようにアプリの操作性は大変優れており、対象年齢以上の子どもなら全く問題ないだろう。


ドローンを飛ばす!


チュートリアルを見た後はBluetoothで簡単に接続できた。ファームのアップデートが自動的に行われた後(3分程度)いよいよドローンを飛ばしてみる。

子どもたちのドローン初体験は、、


コントロールできず壁に衝突し、見事にバラバラに!

事前に想定していたとはいえ、絵に描いたようにパワーモジュールがバラバラになるのは衝撃的だった。ただし、発泡ポリプロピレンのため柔らかく軽量なので問題なし。


バラバラになったドローンを考えながら直すのも楽しい。


気を取り直して2回目の飛行だ。

1回目が急ハンドル的な操作で壁にぶつけてしまったため、ゆっくり操作するようにアドバイスをした。


ゆっくり上昇し、、


そのまま下降して着陸成功!

ドローンを初めて体験する子どもの場合、シンプルな動作を繰り返し操作感に慣れるのがよいかも知れない。


飛ばす -> 衝突 -> バラバラ -> 飛ばす・・・

を何度か繰り返すうちに上手になってきた。飛行中のドローンはジャイロセンサーで水平を保つため多少触ったくらいではバランスを崩さない。 


途中、バッテリーが無くなったため充電休憩をはさんだが、兄弟で順番にドローンを飛ばし楽しく遊ぶことができた。

私が遊んでみた感想としては、リビングでくつろぐ妻の頭上でドローンをシェイクさせたのが望外に楽しかったと報告しておく。


Airblockが飛ぶ姿はこちらの動画を参考に。


ドローンモードのまとめとして、iPhoneのMakeblockアプリで操作するドローンは反応がピーキーで最初は苦労した。室内の高さは3mくらいが推奨とのことで、マンション住まいのため横はともかく高さが厳しい。

とはいえ、今どきの子どもらしく縦横移動などの基本操作は15分程度の飛行時間でマスターできた。室内で気軽に体験できるメリットは大きく、アプリの操作性も悪くないので、初めて体験するドローンとしては掛け値なしによくできていると思う。


注意点としてはドローンだけに飛行中はそれなりのモーター音がする。音量的には小型の掃除機並みといったところで、マンション住まいで夜しか子どもと遊べないという家庭は使いどころに困るかも。

ちなみに重さも150gと軽量なためドローン航空法で設定された200gに満たず野外で利用することも可能だ。

メーカーによると軽量なため風の影響を受けやすく屋内利用を推奨されているが、機会があればコンセント付きのモバイルバッテリーを持参し風の影響がない場所で飛ばしてみたい。


ホバークラフトモード


続いてホバークラフトモードで遊んでみた。


説明書を見ながらホバークラフトベースにモジュールを組み立てていく。工作好きの子どもたちにはたまらない作業だ。


パワーモジュールが逆向きについていることに気が付き修正。


ドローンモードと同じく、秀逸なチュートリアルで操作方法を学ぶ。


ホバークラフトモードを体験した感想としては、ドローンモードに比べ格段に操作が簡単でまだドローンの操作が難しい子どもでも、ホバークラフトなら簡単に遊ぶことができる。


バッテリーの持ちも長いので、ラジコン感覚で遊んでもよいと思う。

なお、ホバークラフトは室内の床や、波やしぶきの立たない水面で使用できるとされているが、Airblockは完全防水ではないので水没による故障が怖い。室内・陸上で十分楽しめるので、あえて水上で遊びたいとは思わなかった(きっと楽しいのだろうが)


プログラミングモード


後日、Airblockが知育ドローンの所以であるプログラミングモードを試してみた。

Scratchのようなビジュアルプログラミングアプリで、動作や表示、検知などを命令をドラッグアンドドロップで組み合わせ感覚的にプログラミングできるようになっている。


Airblockのプログラミング画面はこのような感じだ。

子ども向けのビジュアルプログラミングアプリとはいえ「もし~だったら」「まで繰り返す」などの制御構文もあり、論理的な思考力や問題解決力が養われる。子どもの適正によってはやや難しいと感じるかも知れないが、嫌いにならない程度に根気よく教えたい。


さいごに


プログラミング学習を無理強いするのではなく、子どもが興味関心を持ち遊びながら自然と学びが得られる機会を与えたい。

そういう意味では、空を飛ぶドローンに関心を示さない子どもは皆無であろうし、室内で安全かつ気軽に体験できるメリットは大きい。子どもの能力や適性に応じて親と一緒に簡単なロボットを作りプログラムのエッセンスに触れたり、プログラムは楽しい!と感じるだけでも価値があるのでは。

今回、親目線でAirblockを実際に体験して分かったのは、安全面の考慮や学習の自由度の高さは子ども向けに作られた学習ドローンならではということ。STEM教育に関心が高く子どもの遊びと学びをサポートできる保護者に対して、Airblockはコストパフォーマンスの高い知育ドローンとしておすすめしたい。

子どもの頭が柔らかいうちに、ロボットやプログラミングに触れてみてはいかが?

プログラミングが学べる知育ドローン「Airblock」


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