700万円超のクラウンが20年前の軽以下の乗り心地になったというので点検作業に便乗してきた(C-HRも試乗したよ)|蕎麦が好き

700万円超のクラウンが20年前の軽以下の乗り心地になったというので点検作業に便乗してきた(C-HRも試乗したよ)

ブログのネタを探していると、トヨタ・クラウンハイブリッド(車両本体価格600万円)に乗るブルジョアな同僚が「最近車の乗り心地が悪化しマンホール程度の段差でガコッ!っとなります。20年前の軽自動車よりヒドイです。やっとられん」とのこと。

乗り出し価格700万円超もしたクラウンが軽自動車以下の乗り心地になるというこんな面白そうな話は無いと思い、ディーラーの点検作業に便乗させてもらいました。

ついでと言っては何ですが、点検作業の待ち時間の間、予約開始から既に4万8千台も受注したという売れに売れまくっているトヨタのコンパクトSUV、C-HRに試乗。

試乗はセールスのご好意でガソリンターボ、ハイブリッドの両方をそれぞれ1時間以上乗らせていただくという好待遇。さすが、クラウンオーナー連れだと待遇が違います。

その後、C-HRの見積もりが乗り出し350万円前後であると聞いた際に「その価格帯なら新型のフォルクスワーゲン・ティグアンも気になりますね」とこぼした寝言を拾っていただき、系列のフォルクスワーゲン・ジャパンで新型ティグアンにも試乗させてもらいました。


C-HRに試乗した感想は総じて良いものの我が家のニーズにはチト小さい。ミドルサイズSUVのサイズ感に慣れていると「コンパクト」に属する車は閉塞感が否めません。走りの方はスカイアクティブDのパワーが普通になっている私にはモアパワーで、乗り換え候補には至りませんでした。

個人的にはエンジンが煩いハイブリッドよりも静かで低速トルクもしっかりある1.2ターボの方が好印象。ダンパーにトルコ製のSACHS(ザックス)を採用した足回りは市街地レベルでも噂通りのしっかり感でこのままワインディングに持って行きたいほどでした。

C-HRのマイナス評価はハイブリッドよりも価格の安いガソリンG-TでもLEDライト、ナビ、ちょっとしたエアロを付けるとあっという間に350万円+諸経費となり「コンパクトな割に高いなぁ」という感覚は否めません。その割に内装はプラスチック感が強いのもティグアンの方がええと感じた理由でした。

フォルクスワーゲン・ティグアンの方は新型CX-5と比べても一クラス上の質感で静粛性、乗り心地に心を揺さぶられました。1.4ガソリンターボはパンチこそありませんがこれくらいのパワーがあれば常識的には問題ないでしょう。輸入車のオーナーになるという感覚とディーラの雰囲気など、プロダクト以外の魅力も見逃せません。

乗り出し価格470万円、CX-5を下取りに出しても追い金270万円必要と現時点での乗り換えはありませんが、次の車の候補になりました。この価格帯になるとBWM・X1のディーゼルも候補に入ります。コンパクトSUVは魅力的な車が多く選ぶ楽しみがあり最高です。


本題の20年前の軽自動車以下の乗り心地となったクラウンハイブリッドは明確な原因までは特定できなかったものの、サスペンションやブッシュ、エンジンマウントの経年劣化が原因である可能性が高く、元の乗り心地に戻す整備費用は40万円超。見積もりを見たブルジョアな同僚は泡を吹いて気絶していました。

クラウンハイブリッドは乗り心地の悪化に伴い、足回りからコトコト、コンコンという異音と段差を乗り越えた時のガッチャン!もありますが、安全性には問題なく、乗り心地が気にならなければそのまま放置しても問題ないとのこと。

9万キロを超えた個体で本来の乗り心地に戻すにはこれくらいの出費が必要ということでしょうか。やはり高級車はメンテナンスも高くつく傾向にありますね。


以上、次の車も身の丈に合った車を買いたいと思います。

※新型C-HR。TRDの18インチホイールを始めオプション多数


※頻繁に下取り査定の憂い目を見る可哀そうな旧型CX-5


※実際のところディーゼルの振動が多少大きくなった程度で総じて満足度の高い車


※マンホールの段差でガコッ!っとなる乗り出し700万円もする車。296PS/37.5kg・mを発揮するV6 3.5Lエンジン、200PS/28.0kg・mを発揮するモーターでシステム最高出力345PSの化け物セダン


※同乗して乗り心地をチェックすると、確かにガコッとなるものの、サスペンションのモードをコンフォートにしていれば最近の車と比べても(そこまで)酷いとは感じない。ブルジョアな人は凡人とは違いお尻センサーも繊細にできている


※試乗したC-HR


※オプションのTRD18インチホイール。4本で16万円チョット。ブラックのボディーカラーと相性バツグン


※C-HRの居住空間はコンパクトSUVというよりは背の高いクーペ。ライバルはサイズ的にはマツダCX-3、日産ジューク、価格的には日産エクストレイル、マツダCX-5、廉価グレードのトヨタハリアーも候補に入ってくる


※C-HR・リアのドアハンドル。背の低い子どもにはどうも・・・


※C-HRはコンパクトながらリアのレッグルームは意外と広い。CX-5から乗り換えても大きな不満は無い


※ブルジョアな同僚は何を運転しても「乗り心地悪いっすねw」しか言わないが、一般人には全く問題ないC-HRの乗り心地。フラットでしっかり感があり、私的には好印象


※フォルクスワーゲンのディーラにて。ティグアンの写真は車をチェックするのに夢中で忘れた


※クラウンハイブリッドの修理見積もりでブルジョアな同僚が白目むいたとこ


最後に、トヨタ・C-HRは(ちょっと高いような気がするものの)スカイアクティブDの42.8kgのトルクが不要な人には大変良い車です。

横幅が1800㎜以下に収まり最小回転半径が5.2mであるのも女性ドライバーには好ポイント。適度な大きさでデザインと走りが良い車が欲しい人は要チェックだと思います!

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