完全に満足。マツダCX-8、2年2万キロ時点のメンテナンス費用と経年劣化状況|イクメンライフハッカー

完全に満足。マツダCX-8、2年2万キロ時点のメンテナンス費用と経年劣化状況

CX-8が納車されて早くも2年が経過しました。

今回は私がお世話になっております広島マツダさんで2年目の年次点検をしていただきましたので、料金や点検で分かったことなどをご紹介したいと思います。



1年点検の費用


3年・車検付きメンテナンスパックに入ってますので今回の点検費用としては前払い済みと言うことで、タダです。

1円も払ってません。

戦車やら何やらやっていただいてますので、気持ち的にはなんか申し訳ないですね。

点検結果は特に問題無し。

リアタイヤはパンクを内面修理してますが、フロントで使う気にはならないのでローテーションは無しでお願いしました。

バッテリーは最近チョイ乗り傾向にあることや無意味にオーディオを鳴らしているので充電が落ちていますが、少し走れば問題ない範囲です。

その他気になったこと


その他にもDPFやXXXの学習補正等々を実施していただいてますが、最新のディーゼルにおいては正直あまり気にしないで良いと思います。

実際私のCX-8も最近はチョイ乗りが多いというかチョイ乗りメインになっていますが、長距離メインに比べDPF再生間隔や燃費こそ多少落ちるものの、ノイズ・振動・パワー・トルク感等についてはいたって快調。

これには定期的にディーゼルウェポンなどの燃料添加剤で予防保守しているのも効いているような気がしてます。

ブレーキパッドの消耗について


・フロントが9.5、リアが6.5ミリという状態
・走行1万キロでザックリ1mm減ると言われる
・新品で10mm、残り3mmで交換目安
・残り1mmで危険なレベル、常識を疑われる状態
・ブレーキパッド交換:前後それぞれ工賃含め15000円くらい

ちなみに、私の運転スタイルとしてエンブレは山道の下り坂くらいしか使わないです。

気持ちよく走ることを重視してるのでパッドの消耗を嫌ってエンブレの頻度を高くするなんてことは一切やってないです。

また、4人以上乗せて阿蘇山界隈の山道をそこそこのペースで走ったり、住んでいる地域も坂道が多いので、それを考えるとフロントが2万キロ走って1.5㎜しか減ってないのは優秀といって良いと思います。

一方でリアが4㎜以上減っています。

一般的に車はフロントの方がブレーキの負担が大きいと言われていますが、最近は多くの車がEBDというフロントとリアのブレーキ制動力を配分する制御を行うため、リアのブレーキパッドの方が早く消耗するケースが増えています。

CX-8の場合は重量級ということで普通に考えるとブレーキを踏むと前につんのめる感じ、ノーズダイブという挙動になりやすいですが、実際にCX-8でブレーキを踏むと、4輪が同時に沈み込むように減速し、これが走りの気持ち良さに繋がっています。個人的にはこれだけでCX-8を買う価値があるくらい良いブレーキの味付けだと思います。異論は一切認めん。

で、そのフィーリングや、ブレーキを踏んだ時の制動力を最大にして停止するまでを距離を短くするのがこのEBDという前後の車輪の制動力を配分する仕組みです。

ブレーキング時にフロントが沈み込まないように後輪側にもしっかりブレーキが掛かること。また、DSCという滑りやすい路面で車両の挙動が乱れた時にも、カーブの内側のタイヤや後輪にブレーキを掛かることで、フロントよりもリアの方がブレーキパッドの消耗が早くなるケースがある、というのが正に私の車ですね。

繰り返しになりますが、私はエンブレは必要な時にしか使わないのと、そんなにハードにブレーキングしないのでフロントのブレーキパッドに関してはあまり消耗してないです。ただ、リアはEBDの制御や雪道でグリップを失うギリギリのスピードで走ることもあり、DSCが介入した時に車両を安定化させる目的で、リアのブレーキが掛かり、リア側の消耗が大きくなったと理解してます。

ブレーキの仕組み


高校の物理で習ったと思いますが車輪と一体に回転するブレーキディスクに、ブレーキパッドという摩擦部材を機械的に押し付けて運動エネルギーを熱エネルギーに変換し、大気中に放出するという形でございます。

アケボノさん



時速100kmで走る自動車が急ブレーキをかけると、0℃の水2リットルが3秒で100℃に沸騰するほどの熱が放出されます。

15kgでブレーキペダルを踏んだ力は、およそ450kgの制動力となってブレーキを作動させます。

すり減るのも納得ですね。

ブレーキパッドの材質



メンテパックの是非


メンテナンスパックの是非については議論の余地があると思いますが、個人的には車検を受けるまで乗るなら車検付きで入っていた方が良いと考えます。

もちろん、単純に金額だけで見ればディーラーよりも安い整備工場もあると思いますが、同じディーラーで車を買ったり、下取りに出したりするような場合、そこにお金をかけるかどうかは見られていると思います。

もうすこし具体的に言うと、、最低限の消耗品だけ交換すればいいんでしょ、という客と、車をなるべく良い状態で長く乗りたい。メンテナンスパックに入って、半年点検、年次点検とキッチリやってもらいたいと考える客は、セグメントとしては分けれらて顧客管理されると考えています。

その結果どうなるかと言うと、提案内容であったり車を買い替える、査定に出すときなどに嬉しい形となって返ってくると感じてます。

そんなことはない、公平にやってる!と仰るディーラーさんもあるかも知れませんが、マーケーティング的にはそれくらいやった方が良いです。消耗品には一切お金を掛けたくない、とにかく安ければ良いという客と、予防保守にもお金をかける客では購買時の訴求点が全く違うので、そのあたりを見た上で提案した方が良いです。

私のケースで言うと、値引き・下取り査定についてはメンテナンスパックの有無で多少違いはあると感じてます。

それに、お店からもキッチリする客とみられることで、何か気になることがあったら相談しやすいです。相談についてもメンテナンスパックなしの場合は都度費用を請求されてもおかしくないような内容でも、メンテナンスの範囲ということで色々見ていただけることが結構あります。

具体例を挙げると、オイル残量のレベルが高いという警告が出た時。ディーゼルはDPF再生などで燃料が希釈されてオイルに染み出すため、オイルが増えるという仕組み的な事象がありますが、この時にディーラーへ持っていき、オイルを減らしていただくなどの対応をお願いした際も事象の確認・診断・対応含め料金は無料でした。

また、以前CX-5に乗っていた時は、ドアに線のような傷が入っていたのを気になるのでどうしたら良いか相談した結果、点検が終わる時には「サービスでコンパウンド磨いて見えないようにしておきました」ということもありました。

もし、メンテナンスパックに入ってなかったら、こういう時の対応も多少違うような気がします。

纏めますと、メンテナンスパックは金額だけで見ると、カー用品店等で点検をお願いするのに比べ高いと感じるケースもあるかも知れませんが、半年点検、1年点検やオイル交換などをキッチリされる方は、個別でお願いするよりはメンテナンスパックの方がお得。

また、メンテナンスパックに入っていると、何かと車関連の相談がしやすくなったり、値引きや査定も高くなる可能性があるため、結論、入った方が良いと思います。

以上。

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