マツダCX-8の三列目シートの安全性について語る。|蕎麦が好き

マツダCX-8の三列目シートの安全性について語る。

こんにちは、ハマジです。

大切な家族が乗る車の安全性が、著名なジャーナリストに「絶望的である」と表現されたら、どう思いますか?


内閣府が公表した交通事故データによると、平成29年の交通事故発生件数は、47万2,165件。このうち追突事故の件数は約17万件と、交通事故の3分の1を占めています。

日本国内では時速50キロのフルラップ追突基準が定められていますが、追突時の3列目シートの生存空間に関しては、現在の法規では評価基準がありません。

統計上、追突事故の衝突速度は40キロまでの追突が8割を超えます。時速40キロから50キロの追突が11%、時速50キロから60キロの追突が4%。時速60キロから70キロの追突は1%。それ以上の速度の追突は1%というデータがあります。



追突事故の衝突速度割合


~10km:30%
~20km:18%
~30km:16%
~40km:19%
~50km:11%
~60km: 4%
~70km:約1%
80km以上:約1%

マツダCX-8の魅力の一つに、アメリカの衝突安全基準と同じ時速80キロの70%オフセット追突基準を満たす安全性能の高さがあります。

ジャーナリスト向けに公開された動画では、重量1400キロの車が80キロで追突した際にも、マツダCX-8の3列目シートにはまったく歪みがなく、元の形状を保っており、生存空間が確保されていたとのことです。

衝突安全性は相手の車の重さや、セダンやミニバンなどの形状、また、ぶつかり方にもよりますので一概に何キロまで大丈夫とは言えませんが、3列シートのSUVの開発にあたり、マツダはこれまで以上に安全性に磨きを掛けてきたことは事実です。

3列目シートを備える車の追突安全性については、あるモータージャーナリストの言葉を借りると次のように表現されています。

速度差が大きな追突事故の場合、Bセグメントの3列モデルは、追突時の最後列の生存空間は恐らく絶望的である。

ここでいうBセグメントというクラスは、国内でいうとトヨタのシエンタやホンダのフリードが該当します。

絶望的という表現は、ややショッキングな印象を受けますが、衝突安全性はスペース効率やコストとのトレードオフであり、コンパクトで乗り易い車の中に7人乗れる価値を載せた以上やむを得ないでしょう。

そんな怖い車には乗れない!と思われた方は、サイズや価格など何かを犠牲にしなければ3列目の安全性は手に入らないと理解してください。


一方で3列目シートが必要な人全員が大きな車を持つ必要はないとも考えます。

理由は統計上、時速40キロまでの追突事故が8割を超えるという事実。3列目を利用している時に40キロ以上で追突される可能性がどれくらいあるか、という話です。

平成29年のデータに照らし合わせると、1年間に発生した追突事故、約17万件のうち40キロ以上の追突事故は34,000件です。後続車に80キロ以上で突っ込まれる追突事故は、約1700件になります。

もし、3列目の利用頻度は月に数回、街なかを走る程度でしたら、3列目の安全性を重視した車選びは、過剰なコストになるかも知れません。たまに高速道路を走る場合は、渋滞の最後尾にならないよう注意するなど、安全に注意して走るというのが現実的な対策になると思います。バックミラーで後ろの車のドライバーをチェックし、スマホをピコピコしていたり、免許を返納された方がよさそうなボケ老人だったら離れてください。

なお、3列目を頻繁に利用されるのであれば、3列目の安全性は車選びの一つの基準にされた方が良いと思います。

マツダCX-8は1800MPaという、とんでもなく硬い素材のリヤバンパーで追突時の衝撃を受け止めます。その衝撃は、ボディに対しストレート構造を持つリヤフレームに伝えられ、Cピラー下の二又構造で、ピラーと車体フレームに分散されて吸収されます。二股に荷重を分散させることによって、フレームの変形を抑制し、乗員の生存空間を確保しているのです。

国内の3列目シートを持つ車で、時速80キロの追突を想定した安全性を公表しているのはマツダCX-8だけでしょう。もし、頻繁に3列目を使い高速道路やバイパスを走るなら、CX-8を選ぶ価値はあると思います。

なお、トラックにぶつけられたら何乗っても一緒という方においては、戦車かダンプカーでも買ってください。リスクは発生頻度と影響範囲の積で決まります。3列目シートの車を検討されるときは、3列目の安全性についても、忘れずに評価軸の一つとして、車を選んでください。


最後になりますが、この3列目の安全性についてはマツダはそれほどアピールしていないのでは?という声を聴くことがあります。

利用頻度はともかく、子育て世代を始め3列シートの車が売れる日本で、それは勿体ないのでは?と感じた方もいらっしゃるかも知れません。

マツダとしては全くアピールされてないわけではないですが、声高に3列目の安全性を自慢しないのは、先の通り追突事故は相手の車の大きさや、ぶつかり方などで結果が変わるため、単純に評価できないのが大きいと思います。

その他の理由としては、他のメーカーへのマツダなりの優しさもあるように感じています。メーカーとしては他社の3列シートの車を並べて、同じ条件で後ろから車を突撃させ、はいウチの車が一番安全でしょう。とはアピールできないはずです。

また、マツダとしてもこれまでMPVやプレマシーなど3列目シートを備える車を販売してました。

まだまだこれらの車に乗るオーナーも多い中で、CX-8以外の3列シートは安全性が低いなんて言えないですよね。

今回はマツダCX-8の3列目シートの安全性についてご紹介しました。

写真をご覧になって、意外と実用的なスペースと感じられた方も多いのではないでしょうか。

もちろんフルサイズミニバンのような余裕はありませんが、身長150センチまでの小柄な人でしたら片道数時間のロングドライブでも全く問題ありません。

同乗者を大切にしたい方には、安心で快適なマツダCX-8がおすすめです。

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