CX-5に対しプラス37万円はむしろバーゲン価格。CX-5とCX-8のボディー剛性の違いを解説|蕎麦が好き

CX-5に対しプラス37万円はむしろバーゲン価格。CX-5とCX-8のボディー剛性の違いを解説

CX-8ブログです。

CX-5とCX-8の違いについて、ボディ剛性の違いに触れた記事は少ない。CX-8はCX-5が長くなっただけの車と勘違いされている人も多く、今回はそのあたりを書きたいと思います。

3列目の対価は37万円?


CX-5とCX-8の価格差はプロアクティブで比較すると約54万円。CX-8のプロアクティブは運転席パワーシートや全席ヒーターなどが標準装備されるため、これらを補正すると約37万円の差になります。この37万円はストレッチされたキャビンと3列目シートの対価なのか。



否。



CX-5に対して37万円余分に支払うことで3列目シートが手に入る。逆に3列目シートが不要なら37万円安でほぼ同じ性能でキビキビ感のあるCX-5が手に入る、と考えるのは間違っています。

CX-8のプラットフォームはCX-5より1クラス上のCX-9をベースとしています。エンジンコンパ―メントから2列目足元までの骨格はCX-5と同じレイアウトを踏襲しつつ、CX-5に比べ板厚の増加や材質の変更、補強の追加を行い、より上質な走りを手に入れています。

※マツダCX-9


CX-5比で静的ねじり剛性は約11%向上


その結果、CX-5比でCX-8の静的ねじり剛性は約11%向上。

サスペンションもCX-9のそれをベースにCX-8用にアーム類を専用設計されており、フロントサスまわりではCX-5に比べストラットタワーの板厚をアップ。CX-5比でキャンバー剛性は23%も向上しています。


図 SKYACTIV-BODYの骨格
出典 マツダの衝突安全性能に込めた想いとは

CX-5に比べより厚い鋼板を使用


リアサスまわりではCピラー下にマツダ初の2又構造骨格を採用。ボディ骨格を歪めることなくリアダンパートップからCピラーの連続性を実現しており、Cピラー上部の高剛性発砲充填剤と共にリアサスからの入力を強固に受け止める構造です。

静粛性の面ではCX-9や新型CX-5で採用された技術をフルに導入。CX-5で導入されたドアシールの改良やフロアパネルはCX-5よりも厚い鋼板を使用し板金の凹凸もロードノイズと共振しないよう改良されています。


図 CX-8後部のマルチロードパス構造図
出典 マツダの衝突安全性能〜3列目の安全を確保せよ〜


フロントマスクはそっくりでも中身は別物


エクステリアがCX-5に似ているため、CX-5を前後にストレッチした車のように見えるCX-8ですが、ボディ剛性に関わる補強や専用設計された足回りなど中身は別物。一般的にホールベースを延長し3列シートを追加する場合は2列モデルに比べボディー剛性が低下する車が多いところ、CX-8はCX-5の剛性や静粛性に磨きをかけることで、CX-5に比べ1ランクから2ランク上の上質感を実現しています。

CX-5と比較してボディーが剛性が高いため乗り心地が良くホイールベースも長いため走行安定性が高いのは乗り比べると一目瞭然。軽快感のあるCX-5に比べ骨太感のあるCX-8は、より上質なSUVが欲しいニーズを満たす車です。

CX-5に対しプラス37万円に抑えられたCX-8の価格設定はむしろバーゲン価格。CX-5とCX-8を比較するときは実際に試乗し、段差を乗り越えた時の剛性感や乗り心地、荒れた路面の静粛性の違いなどチェックしてください。

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