明日は早朝から山登り。生粋のぐうたらヤローである私がなんでわざわざリフトもロープウェイもない山をテケテケ歩いて登らにゃならんのかと憂鬱なのですが、せっかく誘っていただいたので登ってきます。5時起き出発でw
ということで本題のCX-3試乗記。先日マツダのディーラーでCX-5の無料1ヶ月点検をお願いした際、待ち時間の合間にCX-3に試乗させていただきました。
エクステリアはカッコいいですね。文句なしにカッコええ。CX-5よりも精悍な顔つきで横に並んでもまったく見劣りなし。
タイヤは18インチ。デザインもいいですね。私のCX-5は17インチモデルのため羨ましい。
居住性はちょっと広いデミオというレベルでフロントは問題なしですが、リアシートは明確に狭いです。大人4人が快適に移動は無理というかオッサン4人では乗りたくない圧迫感がありました。女の子に囲まれるならCX-5よりも断然CX-3ですが、そんな機会はありません。
普段利用するのは2人、もしくは子どもを入れて3人という乗り方なら問題ないですが、ウチみたいに4人家族で海や山にラゲッジにそこそこの荷物積んで行くタイプはきついと思います。
ラゲッジはカバーを外すと格段に広くなりますが、Boseを付けると外せないのと、スノーボードなどの長尺物は乗りそうにない感じでした。
インテリア。
デミオベースだからなんだっていうくらい質感高いです。そもそもデミオがクラスを超えた質感ということもありますが、250万~300万クラスの車に恥じない質感の高さ。CX-5乗りとしてはヘッドアップディスプレイがうらやましかった。
CX-5にヘッドアップディスプレイが無いことに嫉妬したので、インテリアの観点でCX-5の方が勝っているところを探してみました。
ほとんど好みの問題でコレだという違いはなかったのですが、唯一クラスの差を感じたのはパーキングブレーキ。CX-5が2014年末の大幅改良で電動パーキングブレーキになったのに対し、CX-3のパーキングブレーキは手動式です。機能的にはどうでもいい違いですが、見た目やスペースの面では電動パーキングブレーキの方がよいですね。
独立式のナビやインテリアの色使いはCX-3の方が明るく私の好みです。CX-5は野暮った過ぎる。
こちらはデミオのインテリア。CX-3とほぼ同じです。
ドア周りは合皮の使い方はCX-3の方が感じが良く、スイッチ類の周りにメタル調のパネルが付くところはCX-5の方が質感が高い。
CX-3のペダル。オルガン式で普通に座ったところから足を真っ直ぐのばしたところにアクセルペダルが配置されています。正しい姿勢で運転できるので疲労感が違います。
リアシート。
リアシートがもう少し広く、エンジンのパワーがもう少しあればCX-3を買っていたかも。
こちらはCX-5のインテリア。
CX-5名物、断崖絶壁ダッシュボードです。
CX-3の比較とは関係ありませんが、CX-5の不満としては内装のカラーバリエーションが選択できればというのと、助手席のグローブボックスの張出しをもう少し抑えて欲しいこと。
CX-5も居住性は「狭くない」というレベルなので後席のために助手席を前側に寄せるとダッシュボードでひざを打ちます。
その他の不満はナビのサイズが7インチと小さいのと、ヘッドアップディスプレイが付いていないことくらいで、総じて満足しています。
CX-3の走り。
街中で流した限りではCX-5よりも乗りやすく、乗り心地もよく静かでネガティブな要素は全くありません。ディーゼルノック音を抑制するナチュラルサウンドスムーザはついてない車両でしたが必要性は無し。CX-5の1,840㎜はそれなりに気を使うので市街地ならCX-3の圧勝です。久しぶりに乗用に乗ったのでCX-3の乗車感覚は楽しかった。
最後に価格。
どちらもディーゼルターボエンジン、2WDの中間グレードで比較すると価格差は約30万円になります。
CX-3 XD Touring 2WD 259万円
CX-5 XD PROACTIVE 293万円
CX-3とCX-5のスペックを比較すると、30万円の差でエンジンのトルクは27.5kg/1,600-2,500rpmから1.5倍の42.8kg/2,000rpmへパワーアップ。ボディーも大きくなり居住性アップ、サスペンションもトーションビーム式からマルチリンク式へとCX-5のお得感が光ります。
このようなセコイ考えをされるような人はCX-3を買わないと思いますので、個人的にCX-3に乗ってる人はコスパよりも違う何かで車を選ぶセンスのいい人だと思います。
以上。
※写真はロードスターです