幼少期の魚釣り体験でその後の人生が変わる!?釣り歴25年の釣り名人が子ども連れ魚釣りの魅力と楽しみ方について解説します|蕎麦が好き

幼少期の魚釣り体験でその後の人生が変わる!?釣り歴25年の釣り名人が子ども連れ魚釣りの魅力と楽しみ方について解説します

こんにちは、ハマジです。

私の幼少期の思い出の一つに家族での魚釣りがあります。初めて釣りを体験したのは小学生3年生くらいの頃でしたが、ブルブル!という魚独特のアタリや引き、何が釣れるか分からないドキドキ感は子どもながらに大変楽しかった記憶があります。

その後、決して釣りに詳しいとは言えない両親は防波堤に砂浜、磯や筏の上、船釣りなど、さまざまな釣りを体験する機会を与えてくれました。自分なりに魚の釣り方を調べ試行錯誤しながらの魚釣りはかけがえのない実践的な学びの場でもあります。


そんな楽しくも勉強になる魚釣りは大きくなってからもアウトドア系の趣味の一つとして続き、2児のパパとなった今では形を変えて子育ての貴重なツールとして活躍中。

実際のところ子どもを魚釣りに連れて行くのは大変な部分もありますが、楽しそうに魚を釣る姿や、自分で工夫し自然の中で生き物を捕まえる大変さを感じ成長する姿が見れるのは幼少期の魚釣りならではの体験です。

今回は子ども連れの魚釣りの注意点やコツ、釣り道具や持っていくと便利な物をまとめましたので参考にしてくださいね。


幼児期の魚釣りの長所と短所


最初に子どもを連れて魚釣りをする場合の長所と短所をご紹介します。

先に述べました通り子ども、特に幼児を連れての魚釣りは安全性や道具をそろえたり準備したりと大変な部分が多々あります。

長所に上げた「美味しい魚が食べられるは釣りの後疲れた状態で魚料理を作る必要がありますし、そもそも釣れないこともあります。この辺りをみて「大変そう」と感じた方は手軽に楽しめる管理釣堀がおすすめです。

【魚釣りの長所(メリット)】


・楽しい思い出が記憶に残る
・海や川の自然を感じながら遊べる
・生き物を捕まえる大変さ、ありがたさを感じる
・自分で考え行動することで知恵が付く
・美味しい魚が食べられる
・肉食系に育つ
・大人になってからの趣味の一つになる

【魚釣りの短所(デメリット)】


・海やハリを使う危険性
・釣れないこともある(幼児は楽しくない
 ・海に行くのが大変
・道具をそろえるのが大変
・手が汚れる、魚臭くなる
・それなりにお金が掛かる
・暑い寒い風が強い花粉や黄砂飛んでくる
・トイレが無い(遠い)
・疲れる
・道具の片づけが手間


子ども連れ魚釣りに必要な予算


子ども連れの魚釣りに必要な予算は釣り竿やクーラーボックスがあるかどうかで全く違います。これらについては一度買ってしまえば当分使えますが、仕掛けやエサについては釣りに行く都度必要になります。

我が家のケースでは竿やリール、クーラーなどは揃っているため、魚釣りの費用は仕掛けとエサ代でだいたい2,000円くらい。それに昼食代やガソリン、島根県に足を伸ばすことが多いため高速代が必要になりますが、全部入れると(高速料金が高いので)8,000円くらいとなります。

【固定費】


釣りの道具が何もない場合は竿やクーラーボックスが必要です。

竿は子どもが扱うため軽量で柔らかめの万能竿がおすすめです。短い方が扱いやすいですが3mくらいあれば投げ釣りなどにも使えます。釣具屋さんに行けばどこでもありますし、楽天やAmazonの通販でも問題ありません。

我が家のケースでは使っていないバスロッドや、私が子どもの頃に買って貰った小物用の竿(25年も前の竿!)に小型のスピニングリールを付けて使わせています。
クーラーボックスについては真夏以外は発泡スチロールの箱など、あるもので代用が可能です。

竿とリール:2,000円~3,000円の竿と入門用セット 
クーラーボックス:3,000円~5,000円くらいの物

【変動費】


仕掛けやエサは狙う魚と釣り方次第ですが、ここでは子ども連れ魚釣りに適したサビキ釣りや投げ釣りを対象に記載します。

子ども連れの魚釣りの場合は仕掛けを絡ませたり、根掛かりしたりと消耗が激しいので多めに持参する必要があります。最近は3パックセットで200~300円の激安サビキ仕掛けセットなど、お得な仕掛けも販売されてますのでこれらを活用して出費を抑えたいところです。

仕掛け:500円~1,000円
おもり:500円~1,000円
エサ:500円~1,500円

その他、昼食代やガソリン代、釣り場によっては高速道路代などが必要になります。


子ども連れ魚釣りに持っていくべき物


子ども連れ魚釣りであると便利なものをまとめました。

これからの季節は帽子や日焼け止めが必須、幼児なのでこまめな水分補給も必要です。落ち着きがない子どもや水面まで高さのある防波堤などはライフジャケットを着用しましょう。

ロープがあればバケツで水を汲んだり、何か物を落としたときや落水した時にも役に立ちます。ビニール袋はゴミ袋にしたり、汚れたものを車に乗せる場合に大変便利です。

・帽子
・日焼け止め(可能であれば長袖長ズボン)
・水筒
・オヤツ
・ライフジャケット
・ロープ
・イス
・ウェットティッシュ
・タオル
・着替え
・絆創膏
・手洗い用の水
・ビニール袋


子ども連れ魚釣りの釣り場選び


子ども連れの魚釣りは安全性や釣りやすさが第一になります。釣り場としては足場の良い防波堤や砂浜、トイレや手洗い場が近くにある方が良いです。

いくら釣れると言っても岩場やテトラポット、高さのある防波堤は危険なため子どもには不向きです。


子ども連れにおすすめの釣り方


子ども連れの魚釣りはなんといってもサビキ釣りがおすすめです。

サビキ釣りとは魚を寄せる撒きエサ(アミエビ)で魚の群れを集め、それを「サビキ」と呼ばれる擬餌バリで釣り上げる方法。ハリににエサを付ける必要が無く、仕掛けを足元に投下するだけで簡単に釣れるため初心者でも手軽に楽しめる釣り方です。

群れに当たれば面白いほど釣れることもありますし、アジやサバがいない時でも防波堤の際や底に居ついたカサゴやギザミ、メバルなどさまざまな魚が釣れることや、撒きエサだけでなくハリにもオキアミを付ければ(子どもにとっては)大物が釣れることもあります。


子ども用のサビキ釣りセット


子ども用のサビキ釣りの道具について解説します。

子どもがサビキ釣りをする場合は竿とリールセットで2,500円前後の子ども用釣竿セットや万能竿セットが安価で釣りやすくおすすめです。

竿が長すぎると幼児には扱いにくいので3メートル以下の竿を選びましょう。リールもサビキ釣りであれば大きなものは不要。セットのリールで十分です。

・竿:2.5メートルくらいの軽量なグラスロッド
・リール:1500番台の軽量なスピニングリール
・サビキ仕掛け:絡んだ時の予備を含め1人当たり2、3パック必要。ハリのサイズは5号、ハリス0.8号~1号くらいがよく釣れる
・オキアミかご:根掛かりして無くなることがあるので1人当たり2、3個必要
・撒きエサ用のアミエビ:2~3時間でレンガ1個分くらいが目安(150円くらい)
・刺しエサ用のオキアミ:刺しエサ用のオキアミが1パックあればカサゴやギザミなどの魚が釣れるので楽しさが格段にアップする
・手拭き用のタオル
・トング:ゴンズイやオコゼなどの危険な魚が釣れた時にあると便利。無い場合はクツで踏みつけて外す
・撒きエサを解かすバケツ:撒きエサ用のアミエビを入れるバケツ
・アミエビをかごに入れるためのスプーン:専用の物が無ければ大きめのスプーンで可
・手洗い、掃除用の水:手に付いた魚やオキアミを洗い流すのに必要
・ゴミ袋、バケツなどの汚れ物を入れる袋:アミエビを入れたバケツは袋に入れてから車に乗せるべし



子ども連れ魚釣りの注意事項


楽しい魚釣りも事故やケガがあっては台無しになります。海や川へ子どもを連れて行く場合はいつも以上に安全管理に気を配りましょう。

●子どもから絶対に目を離さない

基本です。絶対に目を離さないようにしましょう。

●危険な魚に注意する

釣った魚を自分で外せるような子どもで気を付けたいのが危険な魚です。ハオコゼなど棘に毒を持つ魚や、かわいく見えるフグも歯が鋭くあごの力も強いため噛まれると怪我をします。

知らない魚を釣った時は触らないよう注意しておき、子どもから目を離さないようにしましょう。

●竿を振り回さない

ハリが付いた仕掛けを振り回すと思わぬケガをします。

●仕掛けの予備はたくさん持って行く

仕掛けを絡ませたり根掛かりでなくなることがあるので仕掛けの予備は多めに持参しましょう。

●竿を踏まないよう注意する

釣った魚を外したりエサを付ける間に竿先を踏んで折れてしまうことがあります。竿を置く場所や向きを決めるなどして壊さないようにしましょう。


子ども連れ魚釣りで大切なこと


最後に子ども連れ魚釣りで大切なことをまとめます。

●事前の情報収集

今回ご紹介したサビキ釣りは防波堤にアジやサバ、イワシなどの群れがいないと釣れません。

楽しい釣りになるように釣り具店頭釣果やで魚の回遊の有無、釣れる時間帯、良く釣れるサビキ仕掛けなど釣り事前に釣り情報をチェックしましょう。

●必要以上に手を出さない

子どもが自分で考え行動し達成感が得られるように、なるべく手を出さないようにしましょう。

魚が外せるようになる、エサをつけれるようになるなど回を重ねる毎にできることが増えるはず。どうやったらたくさん釣れるか子どもが試行錯誤できる環境を整えてあげることが大切です。

●体のサイズに合った竿を使う

大人用の重たい竿とリールでは持っているだけで疲れてしまい楽しむことができません子どもの体力に応じた道具を準備しましょう。

●季節を選ぶ

体力のない子どもを連れて行くときは真夏や真冬は避けましょう。

●釣った魚は美味しく食べる

苦労して釣った魚はそれだけで美味しいものです。

楽しかった釣りの思い出が記憶に残るよう、魚が新鮮なその日のうちに素材の味が引き立つシンプルな料理で食べさせてあげましょう。


まとめ


釣れても釣れなくても思い出になる魚釣り。

自分自身の経験や親となり子どもが魚釣りをする姿を見て、あらためて魚釣りは楽しく学ぶことの多い、幼少期にぜひ体験したい遊びであると感じました。

魚釣りは楽しい反面道具の準備や手間など、連れて行く親からすると少しハードルの高い遊びであるのも事実ですが、自分の力で美味しく食べられる生き物を捕まえた体験はその後の生き方にも影響するほど楽しい思い出になるかも知れません。

子どもが一緒にお出かけしてくれる間に、家族で思い出を釣りに行ってくださいね。

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