子どもが魚を食べない原因は控えめに言って魚料理が不味いからだと思う|イクメンライフハッカー

子どもが魚を食べない原因は控えめに言って魚料理が不味いからだと思う

はい、感じの悪いタイトルで申し訳ありません。

時々子どもが魚を食べないという話を聞くことがありますが、多少の好みはあるとしても魚を食べない、食べたがらない根本的な原因は本当に美味しい魚を食べたことがないからと考えています。



実際のところ食材として魚は安くも無ければ手間もかかるし調理の技術や知識も必要です。魚以外にも安くて美味しい食材がありますし、便利な冷凍・レトルト食品もあります。それに最近のレトルト食品は驚くほどおいしい。共働き世帯の増加で子どもの前に親が忙しく魚料理を作る暇がないなど、今後も魚離れは加速する傾向にあると思います。

しかしながら味覚に優れる子どものこと。本当に美味しい魚料理を知っていれハンバーグやカレーと同列に魚料理をリクエストすることでしょうし、魚の味を知らない子どもに「え?魚って生臭くない?」「食べるのめんどくさいからやだ」なんてdisられるのを見るのは元魚屋として非常にさみしいものがあります。

割と一生懸命魚を売っていた人間としては元同業である魚屋に対して、

●子どもや子育て世代がもっと安く手軽に美味しい魚料理を食べれるようにもう少し頑張れ

●売りやすい冷凍切り身ばかり並べてんじゃーねーよ

●いい加減、店に並べときゃ売れるという待ちの姿勢をどうにかしろ

と言いう不満や憤りに近い思いもありますし、

●冷凍切り身ばかり並べるから美味しい魚を知らない人が増え、ますます魚が売れなくなるじゃねーか

●そうなったら漁師も卸も商売上がったりで、ますます魚が流通しなくなるじゃねーか

と言いう一消費者としての不安を抱えながら激安スーパーで魚を買う日々を過ごしています。

ちなみにこの日は酒の肴に作った食材の費用は写真の4品で600円。安くて美味しい食材ですが、どれも若干マニアックで知らない人が見たらスルーされやすい物ばかりです。


多くの魚屋でアラなどは売り場の隅で文字通りゴミのような扱いですし、バイ貝など「どーやって食べるんだ?」系の食材はパックに「煮付け用」と申し訳程度に書いてある程度で調理法や食べ方のアドバイスは無きに等しい。

店員に聞いてみれば?についてはムスっとした魚屋のオッサンに話しかけたいとは思いませんし実際に愛想も悪い(お店の問題もあるが)

実際のところ新鮮な鯛アラは鍋に入れる前に熱湯をかけウロコと汚れを丁寧に落とし、生姜を少々入れ濃い目の煮汁でグツグツと炊けば本当に旨いし、それを炊きたて熱々の状態で出されたらわざわざ高い魚買わなくても1パック300円の鯛アラで十分と感じる満足感が得られる料理です。


今が旬のホタルイカなどは1パック100円とタダみたいなものでしたし、鯛アラに入ってた鯛の皮は湯引きしてポン酢かければタダでツマミが一品増えます。


最後になりますが、市場や魚売り場にはまだまだ一般の人が知らない安くて美味しい食材ゴロゴロと眠っています。現役の魚屋さんは遠慮されることなく本気でお得な魚や簡単な調理法を余すことなく公開し、魚好きを量産していただければと思います。

以上。

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