【リコール届出番号3997経過報告】CX-5ディーゼルエンジン不具合に対するマツダの回答とディーラー対応|イクメンライフハッカー

【リコール届出番号3997経過報告】CX-5ディーゼルエンジン不具合に対するマツダの回答とディーラー対応

CX-5、アクセラ、アテンザのリコールについて、平成29年2月23日、マツダ株式会社は下記のリコールを国土交通省に届出いたしました。

ご愛用の皆様には、大変ご迷惑をおかけし、心よりお詫び申し上げます。対象となるお客様には、販売店から、ダイレクトメール等でご案内させていただきますので、最寄りのマツダ販売店へ連絡いただき、修理(無料)をお受けいただきますようお願い申し上げます。

出典 マツダ リコールまたはサービスキャンペーン等情報


平成29年2月23日に発表されたディーゼルエンジンの不具合5点によるリコール。

昨日の記事で述べた通り、エンジン焼き付きや停止等、不具合の内容は旧型CX-5オーナーであれば誰でも心配になる内容だ。

また、2017年2月発売の新型CX-5も基本的に同じエンジンであるだけに、スカイアクティブD2.2を搭載するXDを契約したユーザー、検討中のユーザーにとっても気になる内容だろう。

大切な車のことだ。

ダイレクトメールが届くまで気長に待てない。

リコールの詳細といつ頃から対応が可能か、ディーラーへ確認した。


リコール届出番号3997のディーラ対応


以下、電話でのディーラー整備担当とのやりとりを掲載する。太字が私からの問い合わせ内容である。

店舗によって状況が異なるため、回答された内容はあくまでも一例になるが、リコールを心配している人は参考にして欲しい。

「リコールの届け出を見た。早めに対応をお願いしたい」

マツダから突然発表されたものでディーラーとしても詳細を把握できておりません。交換部品の手配もこれからとなります。

「ソフトウェア(対策プログラム)はすぐ対応できるのでは?」

対策プログラムの詳細をマツダに確認中のため、現時点ではディーラーのコンピューターに導入できていない状況です。

「いつから対応できる?」

これからマツダに交換部品や対策プログラム等を確認し、ディーラー所有の該当車両で対策を実施し確認が取れてから、お客様にご案内させていただきます。

お客様の対応時期については現時点で明確にお答えできないため、準備が出来次第ご連絡を差し上げます。

■その他、ディーラーからお伝えいただいたこと

(私のCX-5は該当していないが)タカタ製エアバック等のリコールでも大変ご迷惑をおかけしております。

以前はディーラーに交換部品の準備が出来てからリコールを公表しておりましたが、昨今はリコール隠しでは?と懸念されることもあり、まずは報告を上げるということを優先し今回のタイミングとなりました。

報告を優先したため今回のように交換部品やお客様へのご案内が迅速にできないこともあり、またお客様のCX-5についてはリアゲートのダンパーについても交換部品が準備できてない状況です。重ねてお詫び申し上げます。

「私のCX-5の場合、どの程度深刻な問題か?」

※2015年式走行距離17,500km

お客様のCX-5については警告灯の点灯もなく、高年式で走行も少ないことから早急な対策が必要とは考え難いですが、エンジンのことですのでなるべく早く対処させていただきたいと考えております。

重ねてお詫び申し上げますが、準備が出来るまでお時間をいただければと思います。

ディーラー整備担当とのやりとり、ここまで。


すぐに対応ができない状況であることは分かったが、ディーラー整備士の仰る通りエンジンに関わることで気持ち悪い。

もう少し調べてみよう。

故障別不具合の発生確率


今回のリコール対象は平成24年2月13日から平成29年2月2日に製作されたCX-5、アテンザ、アクセラの3車種、合計172,095台だ。

リコール対象の台数と不具合件数は3車種合の値しか公表されていないため、車種や年式別の情報を得ることはできないが、台数と件数を元に不具合の発生確率を求めてみた。

以下、不具合の名称は便宜上私が勝手に要約したものになる。

●リコール1「インジェクタ取付ナットの締結力が不適切」

対象台数 60,617台

不具合件数 222件

発生確率 0.37%

所感:年式や走行による経年劣化は影響するのか?エンジンオイルが炭化し、炭化したエンジンオイルがオイルストレーナを詰まらせるなど、事象としても心配な項目だ。

●リコール2「整備作業時の燃料リターンホースの取扱いが不明確

対象台数 159,900台

不具合件数 15件

発生確率 0.01%

所感:発生確率が低く、リコール届出にも「当該ホースに係わる作業時に交換されなかった場合」と記載されていることから、該当の作業が無い場合は心配する必要はないと思われる。

●リコール3「減速時のエンジン制御が不適切」

対象台数 172,095台

不具合件数 370件

発生確率 0.21%

所感:「吸気バルブとバルブシート間に煤が挟まり圧縮不良となる」は不具合が具現化していない場合でも目に見えない問題が進行しているのではないか?また、制御プログラムの更新のみで既に挟まった煤が対策できるのかも気になる。

●リコール4「インジェクタ制御回路の電圧変化によるノイズ対策が不適切」

対象台数 146,702台

不具合件数 98件

発生確率 0.07%

所感:これも発生確率は極めて低い。また「回路が損傷し短絡することでヒューズが切れ、燃料噴射が停止しエンストに至る」と事象も明確なため、私のCX-5は問題ないだろう。問題があれば既に止まっている。

●リコール5「過回転制御が不適切」

対象台数 172,095台

不具合件数 46件

発生確率 0.03%

所感:届け出内容に「アクセル全開等の際」と但し書きがあるため、全開走行をしない場合は影響ないと推察する。

分ったこと、分らないこと


上記から、大雑把に言うと今回のリコールで届けられたディーゼルエンジンの不具合発生確率は0.11%、1,000台に1台の割合だ。

残念ながらこれだけの情報では、これ以上のことを把握することはできないが、1,000台に1台は不具合が発生したというのは一つの目安になるだろう。

また、私が気にしているのはこれらの不具合が現時点で再現しないにしても、

「エンジンオイルが炭化し、炭化したエンジンオイルがオイルストレーナを詰まらせ、油圧低下により警告灯が点灯し」

は水面下でオイルが炭化しているのでは?炭化したことで悪影響があるのでは?という疑問だ。

「吸気バルブとバルブシート間に煤が挟まり圧縮不良となって、エンジン回転が不安定になる」

もドライバーが気が付いてないだけで煤が溜まり続け、そのうち不具合が発生するのでは?という得体のしれない不安が残ることだ。

上記の疑問については現時点でディーラに正確な情報が無いことから、マツダオフィシャルサイトの問い合わせから、質問を投げてみた。予想に反し当日中に回答を得たため、ここに記載したい。

マツダからの回答


以下、マツダへの質問と回答内容。太字が私からの質問である。

1.インジェクタ取付け状態に関する品質問題

「本不具合の発生確率について年式による経年劣化や走行状態の影響有無はあるか?」

インジェクタ締結力の影響はございますが、経年変化及び走行状態の影響はございません。

「警告灯が点灯していない場合でもオイルの炭化などエンジンに対する悪影響はあるか?」

警告灯が点灯していない場合はオイルの炭化による悪影響はございません。

「点検作業にどれくらいの時間が必要か?」

作業時間は警告灯が点灯していない場合は5項目で0.2~0.4時間、点灯している場合は約6時間を予定しております。

2.エンジン制御プログラムに関する品質問題

「”バルブシート間に煤が挟まり”について、現状で煤が挟まっていたとして、制御プログラムの更新で問題が取り除かれるか?」

吸気バルブとバルブシート間に挟まった煤はプログラム変更による制御で押し潰す事が出来ます。決して予防措置ではございません。

3.エンジン制御プログラムに関する制御問題

「”アクセル全開等の際、”について、全開走行をしていなければ本不具合は再現しないと考えて正しか?」

過回転を防止する制御が不適切な問題は、車検時のスモークテスト等、無負荷での全開時に発生する事象でございまして負荷走行時には再現しないとお考え頂いて問題ございません。

4.リコールの届け出時期に関して

「今回のリコール届出タイミング(新型CX-5の発表後)とまとめて5件届け出となった理由は?」

今回のリコール処置につきまして対応が遅れましたことお詫び申し上げます。リコール該当事象の発生にグローバル市場で地域差が見られることや、種々の条件の検証、そして「何度もご入庫頂くわけにはいかず、お客様にご安心いただくためにも、全ての問題を出し切り充分な確証を得た上で プログラムの変更等を行い、国土交通省に届出させていただいたものです。

お客様におかれましてはご愛用頂いておりますCX-5のリコールで大変なご心配とご迷惑をお掛け致しましたことを心より深くお詫び申し上げると共に、店舗からのご案内が届きましたら、ご都合をお伝え頂き、リコール処置にご協力賜りますようお願い申し上げます。

マツダからの回答、ここまで。

※マツダからの回答については趣旨を損なわない程度に校正した

まとめ


上記の回答から、リコール1「インジェクタ取付ナットの締結力が不適切」のオイル炭化による懸念は、私のCX-5はオイル警告灯が点灯したことは無いので、問題ないことが確認できた。

また、リコール3「減速時のエンジン制御が不適切」も煤が挟まっていたとしても対策プログラムで問題が恒久的に取り除かれることが分った。

マツダコールセンターの回答はいずれにおいても丁寧かつ明確な回答で信頼に足るものだ。

1点、これは私が悪いのだが、制御プログラムの更新で加速感など、エンジンの出力特性に影響があるかどうかは追加で質問させていただいた。

5件まとめての届け出となったことは批判もあるが(現に私もムッとした)、都度届け出た場合も次から次へとリコールとなり、批判免れない。今回の対応としては、マツダは不具合を出し切った上で可能な限り早いタイミングで届け出たということだ。

とりあえずディーラでの対策時期は未定となってしまったが、マツダからの回答で私のCX-5については緊急度・重要度は低いことが分った。オイル警告灯が点灯してない場合は、そう心配することもないだろう。

スカイアクティブDを契約中の方、これから契約される方、旧型オーナーについても適切なメンテナンスを行い、安心してお乗りいただきたい。

対策プログラムによる出力特性への影響と、ディーラでの対策結果は追って報告する。

以上。


2017/02/27 追記

エンジンの出力特性に影響があるかどうか、回答を得ました。

【続報】マツダCX-5ディーゼルのリコール対応。制御プログラムの変更でスカイアクティブD2.2の出力特性は変化する?


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