売れる?売れない?アクセラの地味な大幅改良と「部分的な」自動運転を搭載した新型日産セレナ|イクメンライフハッカー

売れる?売れない?アクセラの地味な大幅改良と「部分的な」自動運転を搭載した新型日産セレナ

マツダの話です。

株価の半減、6月の新車販売台数が前年比半減など、勢いを失ったようなニュースが続いていたマツダから久しぶりにグッドニュース。

2016/07/14にアクセラの大幅改良を発表しました。


アクセラの大幅改良


大幅改良(マイナーチェンジとは言わない)の目玉は新世代車両運動制御技術「スカイアクティブ ビークル ダイナミクス」の第1弾「G-ベクタリング コントロール」を搭載するなど、マツダらしい地味な改良で商品価値を向上させています。

もう一つの目玉は従来のSKYACTIV-D 2.2に加え、SKYACTIV-D 1.5を新たに採用したこと。

従来のアクセラでディーゼルエンジンを選ぶには300万円以上必要でしたが、SKYACTIV-D 1.5登載の最廉価モデル15XDは230万円(税込み)と大幅に買いやすくなりました。

主力モデルであるアクセラの大幅改良で勢いを取り戻すことが出来るのか、、

私もアクセラはお気に入りの一台ですので、フルモデルチェンジを控えたCX-5の開発資金を稼いでいただくためにも売りまくっていただきたいところです。


日産セレナのフルモデルチェンジ


新型車でもう一つ気になったのは、この夏にフルモデルチェンジされる日産セレナ。

日産セレナは9月に自動運転を目玉に6年ぶりにフルモデルチェンジされますが、新型セレナの目玉機能「自動運転」という言葉を巡って評価が分かれています。


自動運転なのか、運転アシストなのか。自動運転には様々な捉え方が存在し、人によって捉え方が異なります。

大々的に「自動運転」とプロモーションされたこともあり、自動運転とは言えない、メーカーとして誤解を招く表現をすべきでない等、プチ炎上のような批判も上がっていますが、この問題について私は自動運転の定義が一般的に認知されていない中で”自動運転”という言葉を使い過ぎのように感じました。


自動運転の定義


今回、新型セレナに搭載される「部分的な自動運転技術」は自動ブレーキに先行車追従やレーンキープアシストなど、メルセデス・ベンツを筆頭に一部の車では既に搭載されている技術です。

それらの車は走りや他の性能をアピールしても「自動運転」を売りにしなかったのは、ブランドの違いか、ユーザーの誤解を生まないよう配慮したのか。


NHTSA(米国運輸省道路交通安全局)の提言(2013/05)によると、自動運転は下記のように定義されています。

レベル0(自動化なし)-No-automation: 常時、ドライバーが、運転の制御(操舵、制動、加速)を行う。 
レベル1(特定機能の自動化)-Function-specific Automation: 操舵、制動又は加速の支援を行うが操舵・制動・加速の全てを支援しない。 
レベル2(複合機能の自動化)- Combined Function Automation: ドライバーは安全運行の責任を持つが、操舵・制動・加速全ての運転支援を行う。 
レベル3(半自動運転)- Limited Self-Driving Automation: 機能限界になった場合のみ、運転者が自ら運転操作を行う。 
レベル4(完全自動運転)- Full Self-Driving Automation: 運転操作、周辺監視を全てシステムに委ねるシステム。

この定義に照らすと、時速10km以下ならブレーキ、アクセス、ステアリングを連続して操作するセレナはレベル2、部分的な自動化になりますが、「部分的な自動化」を正しく伝えるメディアの少ないこと。

技術のオッサン方も悲しんでいるのではないかと思います。

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